共にあゆむLiving in Harmony
神奈川県福祉作文コンクール
神奈川県福祉作文コンクールについて
次世代を担う子どもたちの“おもいやり”や“たすけあい”の心を育み、「ともに生きる福祉社会」の実現を目指し開催されてきた当作文コンクールには、昭和52年の開始以来、毎回多くの子どもたちが参加しています。
自分のことや、家族等の身近な人との関わりの中で感じたこと等が子ども自身のことばでつづられ、どれも社会への気づきを促すような素晴らしい作品です。
最新の入選作品集はこちらからご覧いただけます。
「第47回 神奈川県福祉作文コンクール 入選作品集 」
「第47回 神奈川県福祉作文コンクール」講評 《2024年12月5日 神奈川新聞掲載》
今年度のコンクールに県内全域の小中学校など149校から4,576編の作文が寄せられました。私はみなさんが「福祉」ということばをどのように捉えているのかにとても興味を持って作文を読み始めました。家族、友人など福祉に接している人たちに優しく冷静に懸命に考えながら向き合っていることに感銘を覚えました。作文を審査しているはずが文章の巧拙でなく、書いているみなさんの表情や発しているであろう肉声が私の心の中にしみこんでいきました。特にひきつけられたのは自分の目で見て体験して、感じ、考え、そこから自ら行動に起こす様子が書かれているケースです。私の妻は今年の春先に亡くなるまで9年間、重度の身障者として福祉のお世話になっていました。私はみなさんより社会経験はあるつもりですが妻の生活に関わっていただいた人たちのために具体的に何をしたのか、はっきり言えることはありません。それに比べてみなさんは障害がある兄弟や自由に体が動かない祖父母、それに福祉の仕事をしている親が暮らしやすくなるように、心が穏やかになるようにと行動し、それが相手に受け入れられています。今回の審査を担当した他の先生方も同じような感想をもたれています。いくつかご紹介します。
「自身の体験や、周囲の方々に起きていること見聞きして、福祉に気づき、考え、さらに次の行動をする、作者の素直で優しいこころと行動力に、とても心打たれます」
「作品を通じて、子どもたちの深い思考や創造力、そして行動力に触れることができ、私たちにも多くの学びを与えてくれました」
また、高齢者や障害がある人々と交流し地域という少し広い視野で福祉を捉えているみなさんの意識の高さも今回の審査で感じました。
その一方で大人である私たちは、テレビや新聞、インターネットが伝える現実の社会を若いあなたたちがどのように感じているのかがすごく気になります。ある先生の感想です。
「作文の中に「差別」の問題を取り上げるものがこれまでなく多い気がし、人格と個性を尊重し共生することへの子供たちの問題意識が感じられました。子供の目から見て身近なところから「差別」がなくなっていないことに、いまさらながら気が付かされました」
メディアで働くものとして、民主主義社会に生きる大人の一人として肝に銘じたいと思います。
最後に今回の審査を通じてみなさんをとても頼もしく思えたことをお伝えするとともに、自分の力を信じて行動するみなさんの未来に期待しています。
NHK横浜放送局コンテンツセンター長 花岡慎太郎(第47回 神奈川県福祉作文コンクール 審査委員長)
「第47回 神奈川県福祉作文コンクール」表彰式の実施と、ラジオ放送のご案内
令和6年12月7日(土)に、県民共済みらいホールにて表彰式が行われ、入賞者に賞状と記念品が授与されました。
表彰に続き花岡審査委員長(NHK横浜放送局コンテンツセンター長)よりご講評いただき、続いて 「神奈川県知事賞」に輝いた伊藤さん、井上さんご本人が、受賞作品を朗読しました。
また「神奈川県知事賞」「神奈川県教育長賞」「NHK横浜放送局長賞」を受賞した6名がNHK横浜放送局で、ラジオ放送向けに受賞作品の朗読を録音しました。
これらは、NHK横浜FM(81.9MHz/小田原83.5MHz)「はま☆キラ!」内で放送されますので、放送日が確定し次第、こちらでご案内いたします。
入賞者、入賞作品をご紹介します
「第47回 神奈川県福祉作文コンクール」入賞作品のご紹介
第47回(令和6年度)の当コンクールでは、小・中学生合わせて4,576編の応募がありました。
最優秀賞を受賞した全16編を掲載した「入選作品集」は以下よりダウンロードしてご覧いただくことができます。
入賞者の氏名と学校(団体)名および作品タイトルは以下の通りです。
なお、最優秀賞については、タイトルをクリックすることで各作品をご覧いただくことができます。
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●最優秀賞「神奈川県知事賞」
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●最優秀賞「神奈川県教育長賞」
- わたしのだいすきなママ
海老名市立杉本小学校3年 山下 結愛 - 同い年になった姉
大井町立湘光中学校1年 細田 心奈
- わたしのだいすきなママ
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●最優秀賞「日本放送協会横浜放送局長賞」
- はじめましてを何度でも
厚木市立南毛利小学校4年 白須 乙羽 - 「私の母」
開成町立文命中学校3年 三鬼 桃華
- はじめましてを何度でも
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●最優秀賞「tvkかながわMIRAI賞」
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●最優秀賞「神奈川新聞社長賞」
- 私の右腕
横須賀市立桜小学校4年 木次谷 藍 - 人のためには自分のため
伊勢原市立中沢中学校1年 田中 希美
- 私の右腕
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●最優秀賞「日揮社会福祉財団ふれあい賞」
- 手話教室が教えてくれたこと
横浜市立平戸小学校6年 森山 和奈 - 「障害者と生きる」
秦野市立北中学校2年 福本 雅治
- 手話教室が教えてくれたこと
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●最優秀賞「神奈川県共同募金会会長賞」
- 私達にできることは
函嶺白百合学園小学校6年 西堀 愛禾 - 支え、支えられる社会へ
伊勢原市立伊勢原中学校3年 森住 芽依
- 私達にできることは
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●最優秀賞「神奈川県社会福祉協議会会長賞」
- 「思いやりの心でインクルーシブ」
松田町立松田小学校6年 吉田 心花 (吉の字は、正しくは土に口) - 小さな福祉
大磯町立大磯中学校3年 小江 哲朗
- 「思いやりの心でインクルーシブ」
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○優秀賞「小学生の部」
- わたしのゆめ
横浜市立森の台小学校2年 柳元 咲希 - 名前はおまけかな
海老名市立東柏ケ谷小学校2年 東川 知生 - わたしのおばあちゃん
厚木市立相川小学校4年 細野 陽葵 - はじめての手話体験
厚木市立北小学校4年 山田 咲希 - 「うみとそらのおうち」と私
三浦市立上宮田小学校5年 神保 千実 - 私の弟
大井町立上大井小学校5年 青木 仁那 - 未来
小田原市立下府中小学校6年 瀬戸 彩萌 - 困っている人を助ける社会にするには
伊勢原市立高部屋小学校6年 平 晴希 - 高齢者による運転
寒川町立南小学校6年 越本 菜月 - 静かなおしゃべりさん達
開成町立開成南小学校6年 中村 天祢
- わたしのゆめ
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○優秀賞「中学生の部」
- 思いやりのその先へ
横浜共立学園中学校1年 石渡 晴乃 - だれもが身近にある『福祉』
相模原市立清新中学校1年 石塚 皐木 - 福祉=幸せ
横須賀市立追浜中学校1年 中山 聡哉 - 「差別と区別」
川崎市立塚越中学校2年 加藤 大輝 - 子育て世代に優しい世の中とは
相模原市立串川中学校2年 山田 煌人 - 「本当の優しさ」
鎌倉市立深沢中学校2年 山田 雄大 - 秘密を抱えて生きる家族
横浜市立森中学校3年 古殿 さら - 障がい者と共に生きる社会をつくるために
川崎市立金程中学校3年 小林 愛珠美 - 個性溢れる明るい未来へ
伊勢原市立伊勢原中学校3年 井上 柑凪 - 杖の意味
松田町立松田中学校3年 佐藤 唯奈
- 思いやりのその先へ
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○準優秀賞「小学生の部」
- たよりになるデイサービス
横浜市立港北小学校2年 丸山 凜 - 元気をもらう、わけること
相模原市立川尻小学校2年 小池 真維 - 二つのドキドキ
寒川町立旭小学校4年 常盤 風杏 - 「私にできる事」
相模原市立鳥屋学園5年 髙橋 日咲乃 - 地域交流を通じて
南足柄市立南足柄小学校5年 出口 実澄 - 生きる姿勢
秦野市立渋沢小学校6年 山室 遼平 - 福祉とはみんなが笑顔になること
聖セシリア小学校6年 森山 紀愛 - 思いやりで支える社会
伊勢原市立成瀬小学校6年 中山 雅菜 - 気持ちに寄りそう事の大切さ
寒川町立南小学校6年 竹内 ほのか - みんなの笑顔を守るために
開成町立開成小学校6年 齋藤 煌日
- たよりになるデイサービス
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○準優秀賞「中学生の部」
- 「あの子が教えてくれたこと」
茅ヶ崎市立第一中学校1年 薄葉 咲奈 - 祖母との関わり方
茅ヶ崎市立第一中学校2年 江種 菜月 - 髪が繋ぐ思い
秦野市立西中学校2年 八田 悠莉 - 「誰もが幸せで快適な社会」
川崎市立井田中学校3年 熊谷 柚希 - 謎解きはゲーム(報酬は笑顔)
横須賀市立鴨居中学校3年 下川原 羽音 - 祖父母を笑顔に
厚木市立荻野中学校3年 田中 美音 - 献血の大切さ
伊勢原市立山王中学校3年 名渕 結香 - 高齢者の方への気遣い
伊勢原市立成瀬中学校3年 中島 陽 - 幸せのかたち
大井町立湘光中学校3年 浅野 かんな - 今でも残る記憶
松田町立松田中学校3年 小島 ゆりか
- 「あの子が教えてくれたこと」
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応募資格
県内の小学校、中学校、特別支援学校生(小学部・中学部)、フリースクール等に通っている児童・生徒
※応募作文は、児童・生徒が自ら考え、感じたことを自身の言葉で表現したものに限ります。 -
題名・内容
- 題名:自由
- 内容
福祉について日常生活を通して感じたこと、考えていること、体験したこと、こうしていきたいと思っていることなど
〈例〉
・障がいのある方々との交流やお年寄りとのふれあい
・地域、学校・家庭での体験
・福祉施設入所の方々との交流
・福祉に関するボランティア活動
・赤い羽根募金の活動に参加して感じたことなど
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用紙・字数
- 【小学生】B4判400字詰め原稿用紙を使用し、800字以内
- 【中学生】A4判400字詰め原稿用紙を使用し、1,600字以内
※最初の3行に題名・学校名(団体名)・学年・氏名(ふりがな)記入してください。(この部分も字数に含めます)
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締め切り
令和6年9月6日(金)
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応募先
学校ごとに、県共同募金会の各市区町村支会内「福祉作文コンクール事務局支局」へ送付してください。
※詳しくは募集案内をご覧ください。 -
問合せ先
- (福)神奈川県共同募金会 TEL:045-312-6339
- (福)神奈川県社協 地域福祉部 地域課 TEL:045-312-4813
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表彰
- 最優秀賞(小・中学生の部 各8編)
- 優秀賞(小・中学生の部 各10編)
- 準優秀賞(小・中学生の部 各10編)
※令和6年12月7 日(土)に表彰式(横浜市内予定)を行い、各賞の入賞者に、賞状・記念品を贈呈いたします。
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発表
県最終審査を経て選ばれた児童・生徒には、事務局から学校・団体を通じてお知らせします。
最優秀賞の作文は「入選作品集」に全文掲載され、優秀賞・準優秀賞の方は名前・学校名を実名で掲載します。
また、12 月中旬の神奈川新聞や、主催・後援団体のホームページ・機関誌等で一部の作文及び全入選者のお名前・学校名を公表します。
神奈川県福祉作文コンクール 募集要項
《参考》「第47回 神奈川県福祉作文コンクール」募集要項
●令和6年9月7日に受付けを締切りました
詳細は下記および「募集案内チラシ 」にてご確認のうえ、在学している学校等を通じてご応募ください。