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社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

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神奈川県福祉作文コンクール

神奈川県福祉作文コンクールについて

次世代を担う子どもたちの“おもいやり”や“たすけあい”の心を育み、「ともに生きる福祉社会」の実現を目指し開催されてきた当作文コンクールには、昭和52年の開始以来、毎回多くの子どもたちが参加しています。
自分のことや、家族等の身近な人との関わりの中で感じたこと等が子ども自身のことばでつづられ、どれも社会への気づきを促すような素晴らしい作品です。

 

最新の入選作品集はこちらからご覧いただけます。
「第46回 神奈川県福祉作文コンクール 入選作品集 

「第46回 神奈川県福祉作文コンクール」講評  《2023年12月7日 神奈川新聞掲載》

このたびは、第46回を迎えた神奈川県福祉作文コンクールに、県内154校から4928編と多くの作品をご応募いただきました。この作文コンクールは、県社会福祉協議会、県共同募金会の皆さまの熱い思いが土台となっております。ご応募いただいた児童・生徒の皆さん、そして応募に際しお力添えをいただいたご家族や学校の先生方に心よりお礼申し上げます。
また少子化が進む中、毎年ここまで作品が集まることは、とても素晴らしく、すごいことだと強く感じながら、1作品ずつ何度も読み返しました。考えることと実行することの間には大きな隔たりがあります。例えば、いま私たち大人に福祉に関する作文を書いてください、と伝えてどのくらいの人が書いてくれるでしょうか。ここまで純粋でみずみずしく感性豊かな作品を書けるでしょうか。本当に素晴らしいことだと思います。コロナ禍、それぞれが友人や親戚と会えない、学校が休校するなど特殊な時間を経験してきた子どもたちがつらい時期を乗り越え、コロナ禍以前より一層家族や友人、社会の人々を思い、日々の生活の中で自然に、「福祉」について考え気づいてくれていることを、一人の大人としてあらためてうれしく思います。

 

講評ですので本当は一つ一つの作品に触れなければならないと思いますが、審査したすべての作品が、障がいのある兄弟姉妹や障がいがある人との学校や社会での日常的なやりとり、福祉の仕事に従事する両親や職員との対話など、多様性があり、心に響くものでした。
最終審査会に出席した8人の審査委員からも多くの称賛のコメントが相次ぎました。どの作品もキラリと光る芽を持っていて、とても難しい選考でした。また審査する側の「福祉」の意識を試されている思いにもなりました。

 

今の日本では福祉制度は充実してきましたが、残念ながら人の命を軽んじるような事件が後を絶ちません。制度とそれぞれの人の心が融合した時、誰もが心から尊重される社会となります。家族のために、友人のために、知人のために、社会のために、素直な文章で本当に心温まり心打たれる作品をお寄せいただいたすべての児童・生徒の皆さんは、将来も「福祉」に思いを持ち、共に生き、支え合う良い社会をつくってくれると、確信しています。

 

 

株式会社テレビ神奈川 福原直樹(第46回 神奈川県福祉作文コンクール 審査委員長)

「第46回 神奈川県福祉作文コンクール」表彰式の実施と、ラジオ放送のご案内

令和5年12月9日(土)に、県民共済みらいホールにて表彰式が行われ、入賞者に賞状と記念品が授与されました。
表彰に続き福原審査委員長(株式会社テレビ神奈川)よりご講評いただき、続いて 「神奈川県知事賞」に輝いた萩原さんご本人が、受賞作品を朗読しました。

 

また「神奈川県知事賞」「神奈川県教育長賞」「NHK横浜放送局長賞」を受賞した6名がNHK横浜放送局で、ラジオ放送向けに受賞作品の朗読を録音しました。
これらは、令和6年1月19日(金)午前11:00~12:00 NHK横浜FM(81.9MHz/小田原83.5MHz)「はま☆キラ!」内で放送されました。

入賞者、入賞作品をご紹介します

「第46回 神奈川県福祉作文コンクール」入賞作品のご紹介

第46回(令和5年度)の当コンクールでは、小・中学生合わせて4,928編の応募がありました。
最優秀賞を受賞した全16編を掲載した「入選作品集」は以下よりダウンロードしてご覧いただくことができます。

入賞者の氏名と学校(団体)名および作品タイトルは以下の通りです。
なお、最優秀賞については、タイトルをクリックすることで個別に全文をご覧いただくことができます。

  • ●最優秀賞「神奈川県知事賞」
  • ●最優秀賞「神奈川県教育長賞」
  • ●最優秀賞「日本放送協会横浜放送局長賞」
  • ●最優秀賞「tvkかながわMIRAI賞」
  •     

  • ●最優秀賞「神奈川新聞社長賞」
  • ●最優秀賞「日揮社会福祉財団ふれあい賞」
  • ●最優秀賞「神奈川県共同募金会会長賞」
  • ●最優秀賞「神奈川県社会福祉協議会会長賞」
  • ○優秀賞「小学生の部」
    • すてきな言葉
      開成町立開成小学校6年 山田 紗羽
    • 月一回のじじとのリモート面会
      大井町立相和小学校4年 国谷 悠
    • やさしい大すきな大ばあば
      平塚市立吉沢小学校2年 金子 心音
    • 病気の子供たちと福祉
      横須賀市立桜小学校3年 木次谷 藍
    • 自分なりにできることを
      横浜市立平戸小学校5年 森山 和奈
    • 音楽の力
      開成町立開成小学校6年 植田 結菜
    • 私と、仲間のやさしさ
      開成町立開成南小学校6年 松原 志帆
    • ばあばのお手つだい
      横浜市立瀬ケ崎小学校1年 齋藤 瑞月
    • 盲導犬の存在
      横浜市立森の台小学校4年 村中 花帆
    • 足のこっせつが教えてくれたこと
      横浜市立奈良小学校5年 関口 咲帆
  • ○優秀賞「中学生の部」
    • 笑顔を増やすために
      大井町立湘光中学校2年 栗田 佳歩
    • 外見ではわからないこと
      伊勢原市立山王中学校2年 名渕 結香
    • 私と家族の福祉
      葉山町立南郷中学校1年 濱野 夢那
    • 私たちにできること
      寒川町立旭が丘中学校3年 横野 ひより
    • 私の髪の毛は、誰かのもとへ
      大磯町立大磯中学校3年 萩村 明希穂
    • なぜ人は献血するのか
      横須賀市立鴨居中学校2年 澤田 紗栄
    • 高齢者に寄りそって
      大井町立湘光中学校1年 清家 陸央
    • 曽祖母と私
      海老名市立今泉中学校2年 中尾 優那
    • 平等であるということ
      伊勢原市立成瀬中学校3年 大倉 志乃
    • 世代を超えた地域交流
      開成町立文命中学校3年 竹内 勇太
  • ○準優秀賞「小学生の部」
    • ぼくのおばあちゃんを通しての福祉
      茅ヶ崎市立松浪小学校4年 柳沼 雄信
    • 「車いすを必要とする人への思い」
      寒川町立一之宮小学校4年 栗原 結望
    • 私の病気について知ってください
      聖セシリア小学校6年 樫山 佳奈
    • 周りの人のやさしさ
      座間市立相武台東小学校5年 前村 羽海
    • 「思いやりの心」
      聖セシリア小学校6年 森田 りら
    • 福祉について私ができること
      横浜市立相沢小学校4年 大谷 歩菜
    • 福祉の輪を広げる
      湯河原町立東台福浦小学校5年 関野 雪舞
    • 思いやりや助け合いの大切さ
      秦野市立鶴巻小学校4年 能勢 彩由佳
    • 白杖体験から学んだこと
      厚木市立依知南小学校5年 渡邉 龍世
    • やさしい公園
      寒川町立一之宮小学校2年 尾﨑 千咲
  • ○準優秀賞「中学生の部」
    • 思いやりのための思いやり
      川崎市立宮内中学校3年 岩月 香奈
    • ありがとうって伝えたかった
      開成町立文命中学校3年 三浦 美岬
    • みんなの理解
      慶應義塾普通部3年 松尾 丈世
    • 私に出来ること
      茅ヶ崎市立第一中学校1年 鴨川 栞音
    • 障害者と健常者
      葉山町立南郷中学校1年 武重 夢花
    • 伝えやすい、暮らしやすい社会へ
      川崎市立塚越中学校2年 吉田 涼太
    • 曾祖父母との暮らし
      南足柄市立南足柄中学校3年 西山 実千花
    • もう一度
      川崎市立塚越中学校3年 枌  奏心
    • 福祉ってなんだろう?
      葉山町立南郷中学校1年 髙野 凛菜
    • こころではなして
      松田町立松田中学校3年 西條 桃重
  • 神奈川県福祉作文コンクール 募集要項

    「第47回 神奈川県福祉作文コンクール」募集要項 

    ●締め切りました
    詳細は下記および「募集案内チラシ にてご確認のうえ、在学している学校等を通じてご応募ください。

    • 応募資格

      県内の小学校、中学校、特別支援学校生(小学部・中学部)、フリースクール等に通っている児童・生徒
      ※応募作文は、児童・生徒が自ら考え、感じたことを自身の言葉で表現したものに限ります。

    • 題名・内容
      • 題名:自由
      • 内容
        福祉について日常生活を通して感じたこと、考えていること、体験したこと、こうしていきたいと思っていることなど
        〈例〉
        ・障がいのある方々との交流やお年寄りとのふれあい
        ・地域、学校・家庭での体験
        ・福祉施設入所の方々との交流
        ・福祉に関するボランティア活動
        ・赤い羽根募金の活動に参加して感じたことなど
    • 用紙・字数
      • 【小学生】B4判400字詰め原稿用紙を使用し、800字以内
      • 【中学生】A4判400字詰め原稿用紙を使用し、1,600字以内

      ※最初の3行に題名・学校名(団体名)・学年・氏名(ふりがな)記入してください。(この部分も字数に含めます)

    • 締め切り

      令和6年9月6日(金)

    • 応募先

      学校ごとに、県共同募金会の各市区町村支会内「福祉作文コンクール事務局支局」へ送付してください。
      ※詳しくは募集案内をご覧ください。

    • 問合せ先
      • (福)神奈川県共同募金会 TEL:045-312-6339
      • (福)神奈川県社協 地域福祉部 地域課 TEL:045-312-4813
    • 表彰
      • 最優秀賞(小・中学生の部 各8編)
      • 優秀賞(小・中学生の部 各10編)
      • 準優秀賞(小・中学生の部 各10編)

      ※令和6年12月7 日(土)に表彰式(横浜市内予定)を行い、各賞の入賞者に、賞状・記念品を贈呈いたします。

    • 発表

      県最終審査を経て選ばれた児童・生徒には、事務局から学校・団体を通じてお知らせします。
      最優秀賞の作文は「入選作品集」に全文掲載され、優秀賞・準優秀賞の方は名前・学校名を実名で掲載します。
      また、12 月中旬の神奈川新聞や、主催・後援団体のホームページ・機関誌等で一部の作文及び全入選者のお名前・学校名を公表します。