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神奈川県福祉作文コンクール
神奈川県福祉作文コンクールについて
次世代を担う子どもたちの“おもいやり”や“たすけあい”の心を育み、「ともに生きる福祉社会」の実現を目指し開催されてきた当作文コンクールには、昭和52年の開始以来、毎回多くの子どもたちが参加しています。
自分のことや、家族等の身近な人との関わりの中で感じたこと等が子ども自身のことばでつづられ、どれも社会への気づきを促すような素晴らしい作品です。
最新の入選作品集はこちらからご覧いただけます。
「令和7年度 第48回 神奈川県福祉作文コンクール 入選作品集 」
「第48回 神奈川県福祉作文コンクール」講評 《2025年12月11日 神奈川新聞掲載》
「やさしい世界」はどうしたら作れるのか。自分には何ができるのか─。ヒントの原石がキラキラと光る多くの作品に触れ、自然とそんな気持ちになりました。自身や周囲の辛い経験と向き合って、それを言葉にするという行為には、相当な覚悟が必要だったと思います。みなさんの体験や思いを率直に伝えてくださったことに、心から敬意を表するとともに感謝します。
中学生の部では、目に障がいがあるダンサー・矢部宮瑚さんの「私のリズムで進む」が県知事賞に輝きました。障がいはその人の可能性を否定するものではなく、自分らしい正解を求めていくことの大切さを訴えました。苦悩と努力の末に至った強く真っすぐな信念に審査委員全員が心を打たれました。
県教育長賞を受賞した小島杏奈さんの「兄が見せてくれた、幸せの形」は「障がい者=不幸」という世間の決めつけに、知的障がいの兄の生きざまを通して異議を唱えました。安心して挑戦できる場があれば、障がいの有無に関係なく人は輝けるという主張は、生きづらさを抱える多くの人の心にも響くでしょう。
小学生の部では、県知事賞に南部正樹さんの「誰とでも楽しく過ごすためには」が選ばれました。時にコミュニケーションが難しい発達障がいのいとことの付き合いから、「障がいがある人もない人も同じ人間で、得意なことや不得意なことがある」と気付きました。諦めることなく、交流手段の創意工夫に努める姿勢はぜひ見習いたいです。
県教育長賞を受賞した余田祭さんの「わたしのともだち」は、車いすの友人が「助けて」と言えるよう一緒に大きな声を出す練習をした経験から、助けてと言わずとも気付いてもらえるやさしい世界になってほしいとつづりました。自分にも出来ることを考えずにはいられません。
最終選考に残った作品は、障がいを個性と捉え、違いに寄り添い、支え合う社会の実現を願うものが目立ちました。心を揺さぶられ、「泣かずにはいられなかった」と吐露する審査委員も少なくありませんでしたが、私は泣けませんでした。己の無知と至らなさを突き付けられ、恥ずかしさが勝ったからです。最優秀賞は惜しくも逃しましたが、バスの中で高齢者や障がい者に冷たい態度をとる大人にショックを受けた森愛美梨さんの作文の一節が心に突き刺さっています。「やさしい社会をつくるのは大人ではなく、私たちのような世代からなのかもしれない」。一方で、両親など身近な大人に倣って偏見を改め、困っている人の力になりたいと誓う子どもも多く、救いも感じました。問われているのは大人の振るまい。一人でも多くの人に作文が届き、福祉を考えるきっかけになってほしいと切に願います。
神奈川新聞社クロスメディア営業局次長兼営業管理部長 小野たまみ(第48回 神奈川県福祉作文コンクール 審査委員長)
「第48回 神奈川県福祉作文コンクール」表彰式の実施と、ラジオ放送のご案内
令和7年12月14日(日)に、県民共済みらいホールにて表彰式が行われ、入選者に賞状と記念品が授与されました。
表彰に続き小野審査委員長(株式会社神奈川新聞社クロスメディア営業局次長兼営業管理部長)よりご講評いただき、続いて 「神奈川県知事賞」に輝いた南部さんと矢部さんが、受賞作品を朗読しました。
また「神奈川県知事賞」「神奈川県教育長賞」「日本放送協会横浜放送局長賞」を受賞した6名が日本放送協会横浜放送局で、ラジオ放送向けに受賞作品の朗読を録音しました。
▶受賞作品の朗読がラジオで放送予定
【番組】はま☆キラ!
NHK-横浜FM 毎週金曜日 午前11時~午前12時00分(神奈川県域) 横浜81.9MHz/小田原83.5MHz
【放送日】令和8年2月18日(水)
・「はま☆キラ!」内で、受賞者本人による朗読と、朗読者へのインタビューを放送される予定です。
入選者、入選作品をご紹介します
「第48回 神奈川県福祉作文コンクール」入選作品のご紹介
第48回(令和7年度)の当コンクールでは、小・中学生合わせて3,924編の応募がありました。
最優秀賞を受賞した全16編を掲載した「入選作品集」は以下よりダウンロードしてご覧いただくことができます。
入選者の氏名と学校(団体)名および作品タイトルは以下の通りです。
なお、最優秀賞については、タイトルをクリックすることで各作品をご覧いただくことができます。
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●最優秀賞「神奈川県知事賞」
- 誰とでも楽しく過ごすためには
湯河原町立東台福浦小学校5年 南部 正樹 - 私のリズムで進む
横浜市立篠原中学校3年 矢部 宮瑚
- 誰とでも楽しく過ごすためには
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●最優秀賞「神奈川県教育長賞」
- わたしのともだち
三浦市立上宮田小学校2年 余田 祭 - 兄が見せてくれた、幸せの形
伊勢原市立山王中学校3年 小島 杏奈
- わたしのともだち
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●最優秀賞「日本放送協会横浜放送局長賞」
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●最優秀賞「tvkかながわMIRAI賞」
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●最優秀賞「神奈川新聞社長賞」
- 気付くこと、寄り添うこと
横浜市立飯島小学校6年 橘 新太 - 見守る心
秦野市立本町中学校1年 諏訪 寛次
- 気付くこと、寄り添うこと
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●最優秀賞「日揮社会福祉財団ふれあい賞」
- ぼくのお兄ちゃん
小田原市立山王小学校5年 我妻 遼哉 - 教科書じゃ学べなかった福祉
大井町立湘光中学校3年 藤澤 優羽
- ぼくのお兄ちゃん
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●最優秀賞「神奈川県共同募金会会長賞」
- 『ありがとう』
川崎市立宮前小学校6年 高月 健多 - 支援をする人のために
座間市立東中学校2年 鶴見 柚月
- 『ありがとう』
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●最優秀賞「神奈川県社会福祉協議会会長賞」
- 前とちがうくらし
厚木市立北小学校5年 小泉 結愛 - 知ってみなきゃわからない
厚木市立林中学校3年 後藤 杏香
- 前とちがうくらし
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○優秀賞「小学生の部」
- たすけあい
横浜市立港北小学校1年 福間 みさ - 子どもホスピスおうえんだん
川崎市立菅小学校2年 越前谷 心護 - マークにかくれたやさしさ
伊勢原市立高部屋小学校2年 和泉 玲花 - 私のかわいい弟
横浜市立大曽根小学校4年 髙林 紗那 - 「お兄ちゃんとともに みんなとともに」
南足柄市立南足柄小学校5年 相馬 藤乃 - スロープのむこうに広がる世界
松田町立寄小学校5年 星野 芽依 - 誰かが誰かのために
横浜市立飯島小学校6年 西村 勇翔 - 手術の経験を活かして
座間市立東原小学校6年 簑輪 李愛 - 引き継いでいくバスの旅
座間市立立野台小学校6年 鈴木 歩花 - シッティングバレーから学んだこと
開成町立開成小学校6年 中山 希咲
- たすけあい
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○優秀賞「中学生の部」
- みんなが笑顔になれる街に
相模原市立藤野中学校1年 小嶋 栞央 - 歩み寄り
鎌倉市立深沢中学校1年 渡辺 彩映 - 曾祖母が残してくれたもの
秦野市立北中学校1年 神戸 海奏 - 支えられて、気づいたやさしさ
伊勢原市立成瀬中学校1年 吉田 凛 - みんなとの関わり
相模原市立串川中学校2年 春田 桃花 - 優しさが乗るバスに私も乗りたい
平塚市立春日野中学校2年 森 愛美梨 - 「自分にできることから始める」
厚木市立荻野中学校2年 篠崎 光希 - 本当のバリアフリー化
伊勢原市立成瀬中学校3年 力久 あい - 家族の吃音症から学んだこと
寒川町立旭が丘中学校3年 橋本 蓮央 - 場面緘黙症の弟と私
松田町立松田中学校3年 加藤 志乃
- みんなが笑顔になれる街に
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○準優秀賞「小学生の部」
- なつやすみのおひろめかい
横浜市立馬場小学校1年 外花 祢音 - 思いやりのあふれる世界に
川崎市立南百合丘小学校4年 本木 杏奈 - みんなにやさしい小田急線
伊勢原市立竹園小学校4年 鈴木 丈智 - いつまでもおじいちゃんと
海老名市立中新田小学校4年 西木 知花 - 手伝うってどういうこと?
大井町立相和小学校4年 長谷川 陽向 - 私の友達
相模原市立鳥屋学園5年 川原 わこ - ルピナス
愛川町立中津小学校5年 木藤 大雅 - みんなでつくり上げる福祉
三浦市立上宮田小学校6年 神保 千実 - 小さなやさしさから生まれる福祉
寒川町立南小学校6年 前田 莉玖 - ぼくがおばあちゃんにできること
開成町立開成小学校6年 小見山 稀一
- なつやすみのおひろめかい
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○準優秀賞「中学生の部」
- 点字ブロックの大切さ
鎌倉市立深沢中学校1年 木村 結心 - 誰もがすごしやすい社会へ
葉山町立南郷中学校1年 宮崎 うらら - 見えない障害
大井町立湘光中学校1年 齊藤 凌久 - あの手のぬくもり
伊勢原市立伊勢原中学校2年 麻生 美心 - 心が通じ合ったとき
川崎市立塚越中学校3年 宮良 梨暖 - おじいちゃんが教えてくれたこと
大和市立引地台中学校3年 古郡 大輔 - 言葉より大切なもの
寒川町立旭が丘中学校3年 神谷 玲奈 - 耳ではなく、心で聴く
寒川町立旭が丘中学校3年 星川 莉子 - 今のわたしが想うこと
開成町立文命中学校3年 大舘 さくら - 晴れ着にこめた思い
開成町立文命中学校3年 瀬戸 つばき
- 点字ブロックの大切さ
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応募資格
県内の小学校、中学校、特別支援学校生(小学部・中学部)、フリースクール等に通っている児童・生徒
※応募作文は、児童・生徒が自ら考え、感じたことを自身の言葉で表現したものに限ります。 -
題名・内容
- 題名:自由
- 内容
福祉について日常生活を通して感じたこと、考えていること、体験したこと、こうしていきたいと思っていることなど
〈例〉
・障がいのある方々との交流やお年寄りとのふれあい
・地域、学校・家庭での体験
・福祉施設入所の方々との交流
・福祉に関するボランティア活動
・赤い羽根募金の活動に参加して感じたことなど
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用紙・字数
- 【小学生】B4判400字詰め原稿用紙を使用し、800字以内
- 【中学生】A4判400字詰め原稿用紙を使用し、1,600字以内
※最初の3行に題名・学校名(団体名)・学年・氏名(ふりがな)記入してください。(この部分も字数に含めます)
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締め切り
令和7年9月5日(金)
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応募先
学校ごとに、県共同募金会の各市区町村支会内「福祉作文コンクール事務局支局」へ送付してください。
※詳しくは募集案内をご覧ください。 -
問合せ先
- (福)神奈川県共同募金会 TEL:045-312-6339
- (福)神奈川県社協 地域福祉部 地域課 TEL:045-312-4813
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表彰
- 最優秀賞(小・中学生の部 各8編)
- 優秀賞(小・中学生の部 各10編)
- 準優秀賞(小・中学生の部 各10編)
※令和7年12月14日(日)に表彰式(横浜市内予定)を行い、各賞の入賞者に、賞状・記念品を贈呈いたします。
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発表
県最終審査を経て選ばれた児童・生徒には、事務局から学校・団体を通じてお知らせします。
最優秀賞の作文は「入選作品集」に全文掲載され、優秀賞・準優秀賞の方は名前・学校名を実名で掲載します。
また、12 月中旬の神奈川新聞や、主催・後援団体のホームページ・機関誌等で一部の作文及び全入選者のお名前・学校名を公表します。
神奈川県福祉作文コンクール 募集要項
《参考》「第48回 神奈川県福祉作文コンクール」募集要項
詳細は下記および「募集案内チラシ 」にてご確認のうえ、在学している学校等を通じてご応募ください。
