かながわボランティアセンター

社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

様々なご支援をいただきましたDonations/Fund

神奈川県労働者福祉協議会「タオル一本運動」による、福祉施設へのタオル寄贈

●寄贈者
神奈川県労働者福祉協議会

●タオル一本運動
「タオル一本運動」は、神奈川県労働者福祉協議会(以下、県労福協)が、2015年より継続して取り組んでいる社会貢献活動で、今年で10年目を迎えました。労働者の祭典「メーデー」会場(県下9か所)の労福協ブースには、家庭で使いきれない未使用タオルが持ち寄られ、各地域労福協から社会福祉協議会等を通じて、地域の福祉施設や団体に届けられます。

●組合員の善意の輪
「タオル一本運動」の初年度は、どの程度集まるかわからず不安な思いもあったそうですが、初回から多くの協力が得られたとのこと。今では呼びかけなくてもタオルを持ってきてくれる組合員だけでなく、タオル製造企業からの寄贈もあり、活動自体が根付いてきています。9会場で行われたメーデー当日の持ち寄り分を含め、当取り組みの重点月間としている4~6月の間に、2025年度は合計6,606本もの大量のタオルが集まりました。各開催地域の地域労福協から社会福祉協議会等を通して、地域の福祉施設等にタオルが贈られました。

●施設利用者の手へ
県労福協からは本会を通して、10の母子生活支援施設にたくさんのタオルが詰められた箱が贈られました。10月10日、横浜市南区の「カサ・デ・サンタマリア」への贈呈式を執り行い、本会からは労福協へ感謝状をお贈りしました。
(左:本会地域課長 志田、中:カサ・デ・サンタマリア 篠原施設長、右:県労福協 林会長)

▶KVCから“ひとこと”
家庭にある余剰品を持ち寄るという参加への気軽さ、各地域労福協から地域の福祉施設等へタオルを寄贈するという地域に根差した活動であることは、当活動が長く続いてきたひとつの要因と言えるのではないでしょうか。また、「タオル一本運動」のチラシ作りについて、「温かな活動であることを表わしたいと考えている(県労福協 金井事務局長)」というお話しを伺い、当活動を大切に育くみ継続させていく、県労福協の強い意思を感じました。
今回の施設へのタオル贈呈式では「実際に施設で役立てられている様子を聞き、組合員に報告したい(県労福協 林会長)」とのこと。当活動の意義について県労福協全体で共有され、また次回の展開へと活かされていくことでしょう。
労福協では、「タオル一本運動」と並行して「フードドライブ」活動にも取り組んでいます。食品についてはフードバンクかながわと調整を図り、こども食堂やひとり親世帯等、生活に困っている方々に届けていることを、併せてご紹介します。

[参考]

「タオル一本運動」「フードドライブ」取り組み重点月間(4月~6月)

【第96回メーデー】タオル一本運動・フードドライブの報告