かながわボランティアセンター

社会福祉法人 神奈川県社会福祉協議会

寄附寄贈/基金 Donations/Fund

交通遺児等援護基金

「交通遺児等援護基金」とは

かながわ交通遺児等援護基金は、県民の皆様や企業・団体から寄せられた寄附金をもとに、交通事故により保護者が死亡または重度の障害となった世帯の児童への継続的な援助・激励を目的に本会に設置されました。
この基金により、見舞金・激励金等の支給や、親子交流会、コンサートへの招待など、県内在住の20歳未満の対象児とその世帯を支援しています。

支援の対象

この基金の対象となる世帯は、交通事故等(鉄道・船舶・航空など交通機関の運行上の事故を含みます)によって保護者が死亡または重度の障害(身体障害者1級および2級又は精神障害者1級)となった20歳未満の子を含む世帯のうち、事故当時および現在神奈川県内に在住の世帯が対象です。

支援の内容

交通遺児等世帯に対する支援

  • 見舞金(10万円)
    事故当時、神奈川県内に在住しており、労働災害見舞金の給付を受けていない世帯に対して、本会への登録時に支給します。
  • 激励金
    遺児が、小学校に入学する時、中学校に入学する時、中学校を卒業する時、高等学校を卒業する時(高等学校卒業程度認定試験合格「旧大学入学資格検定」を含む)に支給します。(各5万円)
    登録の児童が20歳を迎えた年度の年度末に、成人祝い金を支給します。(10万円)
  • 大学等入学支度金等
    対象となる児童が、推薦または入学試験等で大学等(4年制大学のほか短期大学、専門学校を含む)への進学の意思があり、入学が認められたときには、入学の意思を持つ者が大学等へ入学する際に、選考を経て交付します。(受験に係る経費10万円以内、入学等に係る経費30万円)
  • 激励事業
    関係機関との共催により、親子交流会等を実施しています。
  • 招待行事
    関係機関のご協力により、コンサートなどにご招待しています。

交通遺児等関係団体への支援

  • 団体育成費
    交通遺児等世帯を会員とする団体並びに交通遺児世帯の激励等を目的とする活動に対して助成をしています。

見舞金、奨励金等の交付のために

登録・申請手続きについて

支援対象となる世帯の保護者ご本人様からの申し出により、神奈川県社協への登録・申請をしてください。
申請書を以下よりダウンロードし、ご記入後に必要書類とともに下記までお送りください。

「交通遺児等援護基金」見舞金等交付事業実績のご報告

  • 令和4年度「交通遺児等援護基金」見舞金、激励金の交付総額は240万円でした。
    ※交付内訳:見舞金2件、激励金31件(中学入学時4件、中学卒業時3件、高校卒業時11件、20歳時13件)
  • 令和4年度「交通遺児等援護基金」激励事業費は299,163円でした。
  • 令和4年度「交通遺児等援護基金」団体育成費は100万円でした。

「交通遺児等援護基金」へのご協力をお願いいたします


他の支援団体のご案内

独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)
交通事故の被害にあわれた方々を支援するため、以下の取組みを進めています。

  • 介護料の支給と訪問介護・交流会
  • 脳損傷の治療を行うNASVA療護施設
  • 交通遺児等育成資金の無利子貸付と友の会
  • NASVA交通事故被害者ホットライン